Gypsy breweries (ジプシーブリュワリー)って聞いたことありますか?
別名、Phantom breweries, Client breweries, Contract brewing 等とも言いますが、自分で醸造所を持たずに、他の醸造所を借りてビールを作るブリュワリーのことを言います。
『さすらいの醸造家』、『幻影の醸造家』なんて訳してみると何だかカッコいい。。。
実は有名どころでは、デンマークのミッケラーがこれに当たります。
自分たちが作りたいビールのレシピに合うブリュワリーを世界中から探して、そのレシピに最も合うブリュワリーで自分たちのビールを作り出す、という感じです。
今夜頂いたこちらのBREWLANDERさんも、シンガポール初のジプシーブルワーとしてスタートし、2020年にご自身の醸造所を作られたそうです!
こちらのビールは、タイの “the brewing project” とのコラボビール。
(フォトフレームは、今週末開催の神戸ビアジャンボリーのオトモニさん限定フレーム)
ご覧の通りの、レッドIPAです。
こちら、裏書き。
しまった、肝心の醸造者が指で隠れちゃった💦
Phaya (パヤー)は、タイ語でリーダーなんですね。
BREWLANDERさんの心意気ですかね!
大量のアメリカンホップ(センテニアル、チヌーク、コロンバス、モザイク、サブロ、シムコー、HBC 586 など)を使用し、トロピカルフルーツとフレッシュな松のようなアロマのバランスが心地良いビールです。
By オトモニ
大量のホップ!!
書いてあるだけで7つありますが、それ以外にも入っているわけですね〜。
麦芽はカラレッド、クリスタル、ミュンヘン。
ミュンヘンモルトと言えば、焼き菓子のような香ばしさと甘味が特徴の麦芽です。
クリスタルと合わせて、素敵な赤を出しております〜。
お味の方は、確かに南国系のフルーティーさがとても強く、それでいてIPA独特のじんわり来る苦味が効いています。
多種類のホップのせいなのか、一口目と二口目でまた違う風味を感じたりして、なんとも舌に色鮮やかなクラフトビールでした。
そんなシンガポールや中国の同僚達は、ボチボチ旧正月休みが終わって仕事を再開するはず。。。
先週は会議も少なく静かな感じでしたが、また旧正月明けからは、バタバタの予感がしますね。