どうしてこのビールにこの命名なのかは、飲んだら『なるほど!』です。
花天月地とは、花が枝の先まで咲き乱れるのを、月が明るく照らす様を表現した四字熟語です。
そう、情景は『夜』なんですよね。
漆黒のコーヒーカラーに、シトラス、トロピカル、フラワリーなホップが咲き乱れ、、、
『花天月地』なビールなわけです。
頭の中に夜桜お七がリフレインし始めました(笑)。
さすがワイマーケットさん、命名のセンスがすごい。
こちら、ジャンルとしてはアメリカンブラックIPAで、アルコール度数は6パーセントと少し高め。
黒ビール特有の香ばしさもありますが、それを凌ぐホップの華やかな香り高さと、甘くなくてむしろ苦い、が、IPA感です!
IBUは64.7だそうで、やっぱりIPA!
私の苦手な、黒ビールの後に残る感じは全くなくて、スッキリした後味です〜。
使われているホップは全てアメリカンでした。
ホライゾン、モザイク、アマリロ、シトラですね。
ホライゾンと言えば、苦味出しに良く使われる、α酸高めの子です。
モザイクは面白いホップで、複雑で多面的な香りと味があるのでその名がついているのですが、これまた不思議で、組み合わせるものによって、何が強く出るかが変化するヤマトナデシコ七変化みたいな子です。
アマリロは21世紀になってから新種登録された、こちらもフルーティーな子。
シトラも割とα酸高めなビターな子です。
みんな違ってみんないい。。。
クラフトビールブームのおかげで、いまだにホップの新種の開拓って盛んに行われているらしいですよ。
ホップ豆知識って結構『へぇ〜』っていうのがありまして、飲み会で披露すると5へぇくらいはもらえます(ネタが古い?)。
例えば、
- ビールに使われるホップは雌
- ホップは最盛期1日に30センチ程伸びる
- 実は大麻と種が近い
- ホップは10メートルを超えて成長する
- ホップには防腐・静菌作用がある(ビールを飲んでアルコール消毒〜と言うのも強ち嘘ではない?)
- ホップは腸内フローラを整える
- ホップは筋肉緊張緩和作用がある
- ホップは植物エストロゲンを含む(更年期にぜひ)
- ホップは食べれる
どうでしょう、5へぇくらい頂けましたかね。。。
まぁ何事も過ぎたるは及ばざるが如しで、体に良いホップの入ったビールも、飲み過ぎてしまっては良くないです。
良薬口に苦し、はビールの事だと信じている私が言うのもなんですけど(笑)。