クラフトビールって、飲んでみたら想像と違った!って言うのたくさんあるのですが、ここ数年で一番想像と違ったのが今夜のこのビール。

“COFFEE ALE”って書いてあるラベルなので、スタウトなんかの黒ビールを勝手に思い描いて注いだら…黒くない(笑)。

飲む前に香りを確かめたら、本気でコーヒーです。。。

頭の中に『コーヒールンバ』が流れ始めました(笑)。

♪昔アラブの偉いお坊さんが

↑幼少時、アラブに『お坊さん』という職はあるのかと悩んだ記憶が

さてこちら、堀口珈琲さんとコエドブルワリーのコラボ商品、しかも第6弾なんだそうです。

既に六年前、2018年から、「スペシャルティコーヒーとクラフトビールの多様性を感じられる商品作り」をコンセプトに、コラボレーションを始められたのだとか。

いやー、私、コーヒーもビールもほぼ毎日飲みますけど、まさか合わせてくるとは!

その第6弾の今回は、高アルコールのベルジャンストロングゴールデンエール(この時点で既に好物)に、堀口珈琲が焙煎したインドネシアの「マンデリン“オナンガンジャン”カルドン・エステート」フレンチローストを漬け込んだという逸品です。

オナンガンジャン。。。

何度も口に出したくなる言葉です。

オナンガンジャン。

(アルコール度数7.5%でちょっと楽しくなってきております)

コーヒー豆の種類である『マンデリン』はインドネシアのスマトラ島の一部で生産されるものですが、その中でも限られた地域オナンガンジャンの豆です。

コーヒー豆にしては珍しく、ハーブ感、スパイス感、シトラス感があるので、好き嫌いがある品種みたいです。

これがトロピカル&スパイシーなベルジャン酵母と、良い仕事をするわけですね〜。

そう。

多様性って本来そうあるべきなんですよね。

個性と個性があって、どっちが正しいとかどっちに合わせるじゃなくて、どっちも活かしてどっちも認めて、共に良いものを生み出す。

どうも今の世の中の『多様性』は、単に弱者やマイノリティを認めてあげよう、というだけの、表面的な感じを受ける私です。

8割以上を占める『普通の人』達が、そうじゃない人を寛容な目で受け入れてあげよう的な、なんとなく上から目線なエセ多様性を感じるんですよね。。。

半分以上が中年男性の、会社で仕事しててもそう思いますね(苦笑)。

コエドさんのサイトにも書いてありますが『個性がうまく合わさり、それぞれ単独では出せなかった奥行きのある芳醇な香りが楽しめます』、なんですよ。

 

コーヒーも個性的で良い、ビールもまた個性的で良い、良いところと良いところを合わせてもっと良い。

そんな世の中であってほしいなぁと食卓の片隅で思いながら、最後の一滴まで頂きました〜。